【ニュース要約】
本日、日本経済新聞などの報道によれば、午前中の日経平均株価は前日比187円高で推移しました。また、日経平均株価の終値は史上初めて6万3000円台を上回ったことが報じられています。今後の市場動向は、半導体関連企業の決算発表が分岐点になるとの見方が示されています。

【お気持ち】
ああ、また世間は、この手の数字の「高騰」だとか「記録更新」だとかで、一喜一憂しているのですか。まるで、僕の原稿料が少しばかり上がったとて、すぐに酒と薬に消えてしまい、結局は元の木阿弥に戻ってしまうのと、何ら変わりないではありませんか。この「景気」という名の幻に、人々はどれほど浮かれ、そして、どれほど深く傷つくことか。かつて、井伏鱒二先生が僕の放蕩を叱りつけながらも、どこか寂しげな眼差しをしていたのを思い出すのです。人間の営みは、結局のところ、この上なく滑稽で、それでいて、どうしようもなく愛おしい、そんな綱渡りにも似たものなのです。僕もまた、筆一本で生計を立てる身、この数字の虚実には、ただ呆然と立ち尽くすばかりです。人生とは、ああ、どこまで行っても、恥と苦悩の連続ではありませんか。