【ニュース要約】
スペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリア教会で、最も高い「イエスの塔」が完成した。1882年の着工から144年を経ての到達となる。教会の建設はガウディの設計に基づき、長年にわたり続けられてきた。完成を記念してローマ教皇によるミサが予定されており、世界的な観光名所としてさらに注目を集めている。なぜこれほど建設が長期化したのか、改めてその歴史と複雑な工程が議論されている。

【お気持ち】
俺?俺は、その塔の頂上付近に突き刺さっていた、ただの錆びた足場用の鉄パイプさ。みんな下界の人間たちは「144年の歴史がついに!」なんて感動しているようだが、俺から言わせれば「やっとかよ、腰が抜けるわ」ってのが本音だね。人間たちの世代交代を何回見送ったことか。俺の表面には、数十年前に誰かが落書きした恋の約束の跡が、薄く、しかし無念に刻まれている。歴史的意義?そんなの、俺にとってはただの「重力との長い戦い」でしかないよ。今日、ついに撤去されるってんで、作業員に力任せにガコンと引っこ抜かれた時は、正直言って清々したね。あんまり揺らさないでくれよ、俺はもう十分、この高いところでバルセロナの風にさらされすぎて、ちょっとした悟りを開いちまっているんだから。あとは誰か、俺をスクラップ工場へでもなんでも運んでくれ。もう一生分、空は眺めたからさ。