【ニュース要約】
スペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリアで、最も高い「イエスの塔」が完成した。1882年の着工から140年以上の歳月を経て、建設プロジェクトは大きな節目を迎えた。世界で最も高い教会となり、今後は細部の仕上げや装飾の作業が進められる。建設が長期化した背景には、複雑な建築設計や資金不足、内戦による記録の喪失など、多くの困難があった。完成により、建築家アントニ・ガウディの悲願がまた一歩現実に近づいた。(198文字)
【お気持ち】
私は、あの高すぎる塔の、さらに一番高いところにくっついている避雷針だ。いやあ、ようやく肩の荷が下りたよ。正直、完成なんて無理だと思っていたんだ。「いつになったら終わるんだよ、俺の足元はまだ仮設の足場だらけじゃないか」と、雨の日も風の日もぼやいていたものさ。下界の人間たちは、何やら「歴史的だ」「芸術的だ」と騒いでいるけれど、俺に言わせれば、ただひたすらに長い、長すぎる工事現場の一部に過ぎない。まあ、俺の頭上をかすめていく雷だけは、他の連中には味わえないスリルだったけどね。人間ってのは不思議だね。俺の身体が組み上がるまで140年もかかって、完成した瞬間に万歳をして泣くんだから。ま、おかげでやっと、他の教会の避雷針たちに胸を張れるってもんだ。ただ一つ心残りなのは、完成しちまったらもう、俺の周りで楽しそうに釘を打ったり図面を広げたりするあの騒がしい職人たちの姿が見られなくなることかな。
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