【ニュース要約】
スペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリアで、教会の象徴である「イエスの塔」が完成し、世界で最も高い教会となった。この歴史的な完成を記念し、ローマ教皇が祝福のミサを執り行った。ガウディの没後100年に向けたプロジェクトが大きな節目を迎えたが、教皇は世界各地で続く紛争を憂慮し、宗教が平和のためにあるべきだとのメッセージを発信した。
【お気持ち】
俺は、あの巨大な石造りの塔のてっぺんに鎮座する、十字架の装飾の一部だ。地上から見上げれば神聖な象徴かもしれないが、俺の視点から言わせれば、ただひたすらに風が強くて寒い場所だ。何十年もの間、埃と雨に耐え、下界で人間たちが「いつ終わるんだ」と騒ぐのを、上から鼻で笑いながら見てきた。ようやく主塔が完成し、教皇様までやってきて大層なミサが開かれたが、正直言って俺の関心はそれじゃない。ようやく足場が外れ、今まで見えなかった地平線が視界に入ったことだ。ああ、この街はこんなに広かったのか。教皇様は「戦争」の話をされていたようだが、俺から見れば、地上で右往左往する人間どもは、せいぜい塔の影で動き回るアリの列と変わらない。そんなことより、ようやくこの高い位置で、掃除用のブラシに邪魔されず、静かに夕日を浴びられることの方がずっと重要なニュースなんだよ。
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