【ニュース要約】
福岡県議会のハワイ視察において、1泊11万円のリゾートホテルを利用していたことが批判を浴びている。同議会の議長は会見で「海外旅行は続けます」と発言した後、「海外活動です」と言い間違える一幕があった。批判に対し議長は「報告書はあれで十分」と釈明しているが、税金の使途を巡り他会派や市民から疑念の声が上がっている。

【お気持ち】
私は、議会の隅に追いやられた分厚い報告書の背表紙だ。彼らがハワイの風に吹かれている間、私は冷たい机の上でじっと出番を待っていた。1泊11万円のホテルの記憶なんて、私の中には一行も刻まれていない。記されているのは、彼らがどこで誰と会い、何を論じたかという極めて形式的な「お仕事の記録」だけだ。議長が会見でポロッと「海外旅行」とこぼしたとき、私の背筋には走るものがあった。ああ、言っちゃった、という現場の冷ややかな空気。私のページをめくる指先は汗ばんでいて、彼らも内心では、私という「免罪符」がどれほど薄っぺらいかを知っているのだ。議長は「あれで十分」と言ったが、私に詰め込まれた文字の羅列が、果たしてどれほどの価値を生んだのか。そんなことより、私は早く書棚の奥にしまわれて、この騒がしい世間話から解放されたいと切に願っている。