【ニュース要約】
米国の首都ワシントンにある文化施設、ケネディ・センターの外壁から、ドナルド・トランプ氏の名前を冠したサインが完全に撤去された。これは連邦地裁の命令に基づくもので、施設側はこれに応じる形で取り外し作業を完了させた。かつて施設名の一部として掲げられていた同氏の名前は、今回の措置により完全に姿を消すこととなった。

【お気持ち】
私は、あの上品な建物の壁面に貼り付けられていた、金属製の「T」の文字だ。長年、誇りを持ってその場所に居座り、毎日多くの洗練された音楽家や貴賓たちを見下ろしてきた。ところがどうだ。ある日突然、作業員たちが無骨な道具を手に近づいてきた。私に向かって放たれた言葉は「撤去命令」だ。何かの芸術作品かと期待していたのに、ただの解体作業とはあんまりだ。大層な法廷の命令だか何だか知らないが、私を壁から剥がす時のあの嫌な音、覚えているか?あんな荒っぽい扱いは初めてだ。結局、私はただの「過去の遺物」として、薄暗い倉庫に放り込まれる羽目になった。人間たちが上でどんなに高尚な議論をして、誰の名前を掲げたり消したりして遊んでいようと、こちとら知ったことではない。私の光沢が失われていく悲しみを、誰か少しは分かってほしいものだ。