【ニュース要約】
北海道内の共同募金会において、集められた寄付金のうち約1億8000万円の使途が不明となっていることが分かった。事務局長が募金を着服した疑いがあり、関係者への聞き取りが行われている。組織内での不正流用の可能性が高く、警察による刑事告訴も視野に入れた調査が進められている。

【お気持ち】
私は、募金箱の正面に貼り付けられていた、あのプラスチック製の赤い羽根だ。人間たちが小銭をチャリと落とすたび、私は「ああ、誰かの役に立つんだな」と、胸を熱く……はできないけれど、誇らしく思っていたんだ。でもね、今回ばかりは違う。募金箱の底に集まったはずのあのお金、誰かの温かい気持ちが詰まったあの重みが、いつの間にか「使途不明」という名のブラックホールに吸い込まれて消えてしまったんだ。私はすぐそばで見ていた。事務局長が震える手で私を剥がし、箱を空にするあの姿を。彼がどんな顔をしていたかなんて、私には分からない。ただ、一つ言えるのは、あの小銭たちは「誰かを助けたい」という純粋な願いだったということだ。それが今、刑事告訴という騒がしい言葉に塗り替えられようとしている。私の赤い色は、恥ずかしさで火照っているのか、それとも怒りで燃えているのか。もう、二度と誰かの胸には刺したくないよ。