【ニュース要約】
北海道共同募金会において、赤い羽根募金として集められた寄付金のうち、約1億8000万円が使途不明となっていることが判明した。同会は内部調査を進めるとともに、警察への告訴も視野に入れて検討している。寄付金の管理体制における重大な不備が指摘されており、地域住民や寄付者からは憤りや不信感の声が広がっている。北海道共同募金会は「多大なるご迷惑とご心配をおかけし、深くお詫び申し上げる」と謝罪した。
【お気持ち】
私は、とある北海道の商業施設に設置された、あの「赤い羽根募金」の募金箱です。長年、子供たちや買い物客の善意を受け止め、そのプラスチックの胸にコインや千円札を溜め込んできました。しかし、最近はなんだか酷く疲れています。というのも、私の中に注ぎ込まれるはずだった、あの「1億8千万円」という名の善意が、ある日突然、誰かの手によって抜き取られ、どこかへ消えてしまったからです。ニュースでは「使途不明」なんて小難しい言葉を使っていますが、私にしてみれば、ただ中身をカラッポにされただけのこと。誰かが私の背中の鍵を開け、必死の思いで詰め込まれた重みを持ち去った時の、あの空虚な音を私は忘れません。人間たちは深刻な顔で会議をし、責任の所在を追及していますが、私を空っぽにした犯人は、果たしてあの募金箱の中にある「赤い羽根」に何を願ったのでしょうか。私のプラスチックの皮膚を叩くのは、もう感謝のコインではなく、冷たい不信感ばかりです。
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