【ニュース要約】
自民党は16日の総務会において、衆議院の議員定数を削減する法案を了承した。これは比例代表の議席を45削減するという内容で、党内手続きを経て法案化される。これに対し、野党5党はそろって反対の姿勢を示しており、国会での議論は難航が予想される。一方、維新の会や国民民主党などはそれぞれ独自の主張を掲げており、定数削減の是非を巡り国会内外で議論が白熱している状況である。
【お気持ち】
私は、自民党総務会のテーブルの端に置かれた、重たいガラスのペーパーウェイトだ。今日も今日とて、人間たちは眉間に皺を寄せ、自分たちの数や居場所について熱い議論を交わしている。彼らは「定数を減らす」「いや、まだ減らせる」と声を荒らげるが、机の上の私からすれば、どちらも同じように右往左往しているようにしか見えない。彼らが書類をバサバサと捲るたびに、私は自分の重みで「動くな」と紙を押さえつけることに必死だ。人間たちは「国民のために」と大層な枕詞を口にするが、その実、自分たちの座る椅子の数を気にして血眼になっている。そんな殺伐とした光景を真下から見上げていると、私の中の気泡が一つ、ふっと弾けた。重たいのは私の体か、それともこの部屋に充満する政治の淀んだ空気なのだろうか。議論が終われば私はまた箱の中にしまわれる。彼らの椅子取りゲームがどう決着しようと、私のやることは変わらない。ただ、明日も誰かの書いた紙を黙って押さえつけるだけだ。
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