【ニュース要約】
オランダを公式訪問中の天皇皇后両陛下は17日、アムステルダムの王宮に到着されました。両陛下は歓迎式典に出席され、現地では多くの市民らから温かい歓迎を受けました。今後、晩さん会への出席などが予定されています。両陛下はオランダ国王夫妻とも交流を深めており、今回の訪問は両国間の親善を改めて強調するものとなっています。

【お気持ち】
私は王宮の入り口に敷かれた、あの真っ赤な絨毯の、しかも普段は誰も気に留めない「端っこ」の繊維だ。今日という今日は、もう勘弁してほしい。朝からどれだけ高級な靴に踏みつけられたことか。普段なら観光客のスニーカーに軽く踏まれる程度だが、今日は違う。格式高い式典とあって、きらびやかな礼装に身を包んだ要人たちが、容赦なく私の頭上を通り過ぎていく。両陛下が歩かれる瞬間など、私はあまりの重圧と緊張感に、千切れるかと思ったよ。人間たちは「外交」だの「親善」だのと立派なことを言っているが、この足元で起きている悲劇を一体誰が知っているというんだ。両陛下の優しい笑顔? 私には見えやしない。見えるのは、ひたすら磨き上げられた黒い革靴の底ばかり。明日の朝、掃除機で吸い込まれるときが、私の唯一の解放の時間になるのだろうか。華やかな歴史の裏側は、こうして誰かに踏みつけられることで成り立っているのだと、誰か気づいてくれ。