【ニュース要約】
京都府宮津市の観光地、天橋立付近のケーブルカー・リフト府中駅西側で、クマの目撃情報が寄せられた。現場付近には小学校があり、地域住民や学校関係者に緊張が走っている。警察や自治体はパトロールを強化し、観光客や住民に対して注意を呼びかけている。(128文字)

【お気持ち】
私は、観光客が食べ残したおにぎりの包み紙だ。ポイ捨てされて、駅の裏手の草むらにヒラヒラと吹き飛ばされていた。目の前には小学校。平和な場所だと思っていたのに、さっきから空気が重い。人間たちが「クマが出たぞ」と騒いでいる。クマ? あのモフモフした大型の肉食獣か? 私のようなカサカサしたビニールごみなんて、彼らにとっては何の興味もないだろうが、人間たちの慌てふためき様といったらもう。さっきまで「景色がいいね」なんて笑っていた観光客が、今は顔を引きつらせて私を置き去りにして逃げていく。おかげで風に舞う私の視界には、恐怖で固まる子供たちの背中と、鋭い爪を隠し持っていそうな深い森の闇が交互に映る。お願いだから、そんなに騒がないでくれ。私が風に舞うたびに、人間たちが「あ、何か動いた!」と過剰反応するのを見るのは、実に心臓に悪いのだから。