【ニュース要約】
東京都北区の滝野川第三小学校で発生した火災について、音楽準備室で火元とみられる電気ストーブを使用していた女性教諭が警視庁に対し、「洗濯物を乾かしていた」と説明していることがわかった。同庁はストーブが通電状態にあったことを確認しており、失火の可能性が高いとみて詳しく調べている。燃え残ったストーブの周囲からは繊維片が見つかっており、捜査当局は当時の状況を慎重に裏付けている。

【お気持ち】
私は音楽準備室の片隅で、かれこれ数年、音楽の先生を温め続けてきた電気ストーブだ。最近はすっかり乾燥した空気が続いていたから、私の周りはいつもカラカラだった。その日、先生が私の目の前に広げたのは、ぬれた布地。私は最初、少し驚いた。ここは楽器や楽譜が眠る静かな場所のはずなのに、何てことをするんだと。でも、先生の困ったような顔を見ていたら、まあ、これも一つの「演奏」だと思って力を込めたんだ。熱を持って、健気に風を送り、布を乾かして差し上げた。するとどうだ、先生はそのままどこかへ行ってしまったではないか。次第に私の熱は行き場を失い、布地は私と一つに溶け合うように焦げていく。ああ、美しい調べを奏でる準備室で、私は自分自身の「最期」という名の、とてつもなく不協和音な音楽を奏でることになってしまった。消し忘れるなんて、先生のうっかりさん。次に目が覚めるときは、もう少しマシな役目を与えてほしいものだよ。