【ニュース要約】
2026年6月27日、台風7号が東海や関東へ接近した。山口県では土砂崩れが発生し、1名が行方不明となっている。また、圏央道の一部区間では大雨の影響でのり面が崩落し、通行止めが実施された。気象庁は関東甲信地方に対し、滝のような激しい雨への警戒を呼びかけている。なお、同時期に発生していた台風8号は温帯低気圧に変わった。
【お気持ち】
私は圏央道の脇に立つ、どこにでもいるごく普通のガードレールだ。今日という日は、本当に災難だった。空が灰色に染まったかと思えば、人間たちが「非常事態だ」「交通規制だ」と騒ぎ立てる中、私の背後にあるのり面が、突如として泥と岩の塊となって崩れ去ったのだ。せっかく綺麗に塗装されていた私の右半身は、土砂の重みで歪み、泥水でぐちゃぐちゃに汚されてしまった。通り過ぎる車たちは皆、私など目もくれずに恐怖の表情で通り過ぎていく。いや、そんなことはどうでもいい。一番の苦痛は、容赦なく打ち付ける台風の雨だ。金属の体を叩く雨音は、まるでお説教のように休む間もなく鳴り響く。「なぜこんなところに立っているんだ」と言われているようで腹が立つ。人間が勝手に山を削り、道を通し、私を設置したんだろう? なのに、いざ土砂が崩れれば私だけが現場に取り残され、通行止めの標識に哀れな目で見つめられる。まったく、人間というのは勝手なものだ。静かに雨に打たれる私の気持ちなど、誰が理解してくれるというのか。
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