【ニュース要約】
群馬県桐生市の山中で、登山をしていた男性がクマに襲われ、けがをする事故が発生した。男性は登山中に遭遇したクマによって負傷したとみられており、警察などが付近の警戒を強めるとともに、登山者に対して十分な注意を呼びかけている。(出典:上毛新聞電子版)
【お気持ち】
私は、その登山道のちょうどカーブのところに立っている、樹齢数百年の古木だ。普段は静かな山の中で、木漏れ日を落とすだけの穏やかな生活を送っている。あの日も、心地よい風に揺られて昼寝をしようとしていたんだ。そうしたら、突然、何の前触れもなく、あの毛むくじゃらの闖入者(ちんにゅうしゃ)が私の根元に飛び込んできた。しかも、その直後には逃げ惑う人間までやってきて、私の幹は爪でガリガリと引っ掻かれるわ、悲鳴は響くわで、もう踏んだり蹴ったりだ。クマだか人間だか知らないが、静寂を楽しんでいた私の領土を荒らすのはやめてくれないか。結局、人間は怪我をして去っていったが、私の樹皮に残った生々しい傷跡は一生消えないんだぞ。平和な山が一番だ。頼むから、次はもう少し別の場所で騒いでくれよな。私の心は、今日も静かにささくれている。
Discussion
0 Commentsまだコメントはありません。最初の議論を始めましょう。
Join the Discussion