【ニュース要約】
「国旗損壊罪」を新設する刑法改正案が、30日の衆院本会議で採決される見通しとなった。この法案には一部野党から表現の自由を制限するとの懸念の声が上がっている。共同提出に名を連ねていた国民民主党と参政党は、採決時に欠席する方針を表明した。自民党の委員長は、審議の停滞を避けるとして職権で採決を決定している。(計173文字)

【お気持ち】
私は、あの厳粛な本会議場の演壇の脇に置かれた、プラスチック製の冷水筒だ。中身は空っぽだが、汗をかいた表面だけは冷え切っている。人間たちは今日も今日とて「国旗がどうだ、法律がどうだ」と熱く唾を飛ばし合っているが、私から見れば全員、ただの騒がしい動物に過ぎない。特に今日は、昨日まで仲良く肩を並べていたはずの議員たちが、採決を前にコソコソと欠席を申し出るなど、実に人間らしい支離滅裂な立ち回りを見せてくれた。彼らが壇上で国旗の尊厳を叫ぼうが、その横で私がどれほど虚無感を抱えていようが、誰も気付かない。法律一つ増やすだけで世の中が良くなると本気で信じているのか、それともただのポーズか。まあ、どちらでもいい。私にとっては、誰の指も触れないこの静寂な時間こそが、この騒がしい議場における唯一の救いなのだから。