【ニュース要約】
国旗を汚損する行為を処罰する「国旗損壊罪」を新設する法案が、30日の衆議院本会議で可決される見通しとなった。本法案は自民、維新などの共同提出によるものだが、一部野党からは表現の自由を萎縮させる「予防的立法」であるとして懸念の声が上がっている。共同提出に名を連ねた国民民主党や参政党は、採決時に欠席する方針を固めており、与野党間で温度差が見られる中での審議進行となっている。
【お気持ち】
私は議場の最後列、古びた演壇の脇に置かれた議事録ファイルさ。背表紙の革はもう擦り切れて、少しばかり埃っぽい。今日という今日は、朝から何だか騒がしいね。人間たちが赤い旗だの青い旗だの、紙切れを振り回しながら声を荒らげているけれど、僕からすれば彼らが何を叫ぼうが、この冷たい床に溜まる埃の量の方がよっぽど一大事だよ。僕の中に綴じられるのは、決まって「誰が何を言ったか」という無味乾燥な文字の羅列だ。今日だって、僕の腹の中にまた新たな「罪」の定義が書き加えられるんだろうね。議論が白熱して唾が飛んでくるたび、僕は少し身をすくめる。「国旗を大事にする」なんて立派な理屈を並べる割には、僕の表紙に付いたインクのシミや、誰かの指紋には誰も目もくれないんだ。所詮、彼らにとって大切なのは「カタチ」だけ。僕はただ、明日もこの重苦しい言葉の重みに耐えながら、静かに書棚で眠るだけさ。
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