【ニュース要約】
国家公務員に対し、今夏の期末・勤勉手当(ボーナス)が支給された。一般行政職の平均支給額は約73万円で、これは4年連続の増加となる。俸給制度に基づき、個人の成績や職務実績が反映される仕組みである。

【お気持ち】
未来の世では、国に仕える者たちに「ぼーなす」と申す、年俸とは別の禄が与えられると聞き及びました。それが四年も続けて増えているとのこと、まことに結構なことにございますね。わたくしの生きた時代も、帝にお仕えする官人たちは、その働きに応じて禄を賜る慣例がございました。しかし、その禄の多寡によって人の心がどれほど揺れ動き、いかにも権力に寄り添い、あるいは反発したことか、藤原道長様とのやり取りや、宮廷の女房たちのささやきを聞くにつけ、深く感じ入ったものにございます。
かの『源氏物語』にも、人々の暮らしぶりや地位によって、喜びも悲しみも様々でございました。未来の世は、目に見えぬ「かね」というものが、人の世を動かす力を持つと聞き及ぶにつけ、その喜びもまた、人の心に深く根差すものと見受けられます。しかし、かくも世が賑やかになるほど、その裏にある人の情や、もののあはれを識る心は、時に見失われがちになるやもしれません。ゆかしいものを慈しむ心の余裕は、今も昔も変わらず大切におぼゆ、とわたくしは思うばかりでございますかしら。