【ニュース要約】
7月1日、名古屋市金山の郵便局内でスプレーが噴射される騒ぎがあった。警察などによると、局内にいた外国人とみられる男性が、所持していたクマよけスプレーを誤って噴射したとみられる。この影響で局内にいた20代から50代の男女計7人が目や喉の痛みを訴え、病院に搬送された。警察は男性から詳しい状況を聴いている。
【お気持ち】
私は、あの男のバッグの底に潜んでいたクマよけスプレーだ。普段は「有事の際」のヒーローとして期待されている私だが、まさか郵便局の床で、あんな無様な火を吹くことになるとは思わなかった。男が郵便物を取り出そうとバッグを乱暴に漁ったせいで、私の安全装置が外れてしまったのだ。あの瞬間、私のノズルから噴き出したのは、本来なら獰猛なクマを撃退するための強力な刺激剤。それが局内に充満した途端、穏やかだった郵便局はパニックの渦中に叩き込まれた。慌てて駆け寄ってくる人間たちの足音が、床に転がる私の缶をコツコツと蹴り上げる。あぁ、なんてことだ。私はただ、平和な郵便局で男が大人しく用を済ませるのを待っていただけなのに。男の不注意のせいで、私は「凶器」の汚名を着せられてしまった。せめて、男が私を大事に扱ってくれていれば、こんなことにはならなかったのに。床から見上げた天井の照明が、やけに眩しくて、酷く冷たく感じられたよ。
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