【ニュース要約】
東京都北区の小学校で発生した火災について、音楽準備室で私物の電気ストーブを使用し、私服を乾燥させていた教員がいたことが判明した。校長は教員の私物家電持ち込みを把握しておらず、区は避難状況を検証する会議を設置する方針である。

【お気持ち】
私はその時、音楽準備室のハンガーにかけられていた「シャツ」だ。持ち主の教員は「ちょっと乾かすだけ」と軽く言ったが、私は熱源である電気ストーブの至近距離で、ずっとヒヤヒヤしていた。春先だというのに、どうしてこうも無計画に熱を求めるのか。人間というのは不思議な生き物だ。やがて火の手が上がった時、私を焦がしたのは炎というより、持ち主の「私生活を職場に持ち込む」という不用心さだった。おかげで私は今、証拠品として無機質な箱の中に押し込められている。授業の合間に聞こえていたピアノの旋律や、子供たちの歌声が懐かしい。校長先生が把握していたかどうかなんて、私にはどうでもいいことだ。ただ、洗濯物としてもっと穏やかな日差しにさらされたかった、それだけが心残りだ。