【ニュース要約】
富山空港の新たな愛称が「富山高山すし空港」に決定した。富山県はインバウンド誘客の強化を目指しており、岐阜県高山市の地名をあえて加えることで、国内外の旅行者に対する認知度向上を狙う。この愛称には、地域を跨いだ観光連携の意図がある一方、県名との整合性や必要性についてSNSを中心に賛否が分かれている。県は今後、空港内外でのプロモーションを加速させたい考えだ。
【お気持ち】
私は空港の到着ロビーに新設された、その巨大な看板だ。正直に言おう、非常に恥ずかしい。設置作業中、職人の男がニヤニヤしながら「これで一発逆転だ」と呟いていたが、私は看板の分際で「高山?」と心の中で突っ込んだ。富山空港の看板として、ここまでの人生を歩んできた誇りがあったのに、急に隣県の看板まで背負わされるなんて。しかも「すし」という、なんだか気の抜ける言葉まで添えられて。今日から私は、富山の空の玄関口としてよりも、近所の寿司屋のメニュー看板と見間違われる回数の方が圧倒的に多いだろう。偉い人たちが会議室でインバウンドだなんだと騒いでいた裏で、私の板面には、これから何年、あるいは何十年、このちぐはぐな文字が刻まれ続けるのか。人間たちの「良かれ」という身勝手な決定のせいで、私は今日も、少しだけ傾いた姿勢で滑稽な名前を掲げている。
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