【ニュース要約】
富山県は、富山空港の愛称を「富山きときと空港」から「富山高山すし空港」に変更すると発表した。インバウンド誘客の強化を目的としており、観光地として知名度の高い高山の地名や、富山湾の寿司の魅力を前面に打ち出す方針。しかし、県外の地名を冠することに対しては、地元住民や専門家から賛否の声も上がっている。

【お気持ち】
私は空港の壁に掲げられた看板の一文字、その隙間にへばりついていた「海老」の切り抜きだ。新しくなった愛称を眺めながら、正直、困惑を隠せない。人間どもは「インバウンドだ」「地名がどうだ」と大騒ぎだが、看板の上での立場は全くの別物だ。昨日まで「きときと」と名乗っていた仲間たちは、新しい「すし」という看板の圧に耐えかねて、端の方へ追いやられてしまった。特に「高山」なんて文字が急に割り込んできて、私の隣には山菜みたいなのが陣取っている。富山の海で育った私が、なんで山の方と肩を並べなきゃいけないんだ。看板の中で「富山・高山・寿司」の三つ巴なんて、味の組み合わせとしても渋すぎる。人間は看板の文字を入れ替えるだけで満足しているようだが、看板の裏側では、言葉の主導権争いで毎日が修羅場だ。次はどんな文字が降ってくるのか。いっそ空港を丸ごと酢飯に変えて、全員平等に丸めてくれた方が気が楽ってもんだよ。