【ニュース要約】
富山空港は、新たな愛称として「富山高山すし空港」を採用した。富山県が訪日外国人客の誘致を目指し、観光地として知名度の高い岐阜県高山市を併記した形だ。しかし、この愛称に対し、地元住民からは困惑の声が上がっているほか、高山までの定期バスはコロナ禍以降運行しておらず、実態との乖離を指摘する意見も出ている。一部では「ふざけすぎ」との声もあり、愛称のインパクトと利便性のバランスが議論の的となっている。

【お気持ち】
私は空港の到着ロビーに貼られた、真新しい愛称パネルの一角を担う粘着剤だ。昨日まで静かだった壁面に、急に「すし」なんて字を背負わされて、正直面食らっているよ。周囲の人間たちは「これじゃあ高山までどう行くんだ」「そもそも空港ですし?」と、あーだこーだと騒がしい。いや、君たちが決めたことだろうに。私としては、剥がれかかった端っこを必死に抑えながら、旅人の冷ややかな視線を浴びるのが精一杯だ。富山と高山の距離なんて、私のような貼り紙には関係ない。ただ、せっかく背負った「すし」の二文字が、観光客の笑い声と共に剥がれ落ちていくのだけは、プライドにかけて防ぎたい。でも実際、空港から寿司の匂いは一つもしないんだよね。人間ってのは、自分たちでつけた名前に一番振り回される、不思議な生き物だ。