【ニュース要約】
富士山の登山道が全面開通した週末、54歳の男性が下山中に疲労を訴えて救助を要請した。この男性は前日にも登山中に同様の救助を求めており、2日連続での要請となった。警察などは登山客に対し、体調管理を徹底するよう注意を呼びかけている。
【お気持ち】
山頂の売店で、何十年とポテトチップスの袋を膨らませたり、酸素缶を陳列したりしてきた私からすれば、今回の「あの男」の行動はまさに前代未聞の失態だった。昨日、レスキュー隊員に担がれながら情けない顔で通り過ぎたはずの彼が、なぜか翌日また、同じような顔をして私の目の前に立っていたのだから。私という存在は、山の頂という過酷な場所で、過信と慢心という名の「疲労」を最も間近で観察する特等席にいる。彼は、登頂の達成感というよりは、ただ「自分が山に負けたこと」を認めきれずに再挑戦したように見えた。だが、その結末もまた、私の視界の中で力なくへたり込むという、なんとも締まらない光景だ。人間たちは「山は逃げない」とよく言うが、山頂で凍えそうな風にさらされている私に言わせれば、本当に逃げないのは、彼らのそのどうしようもなく無防備なプライドの方なのだよ。
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