【ニュース要約】
気象庁は16日、関東甲信地方で大気の状態が非常に不安定になるとして、雷を伴った激しい雨に警戒するよう呼びかけた。猛暑で気温が上昇する一方、前線の南下に伴い雨雲が発達しやすく、午後は急激な天候悪化が予想された。各地で最高気温が35度を超える猛暑日となり、熱中症のリスクが極めて高い状況となったため、こまめな水分補給や涼しい場所での休息が推奨されている。
【お気持ち】
私は、駅前のロータリーで長年ただひたすらに気温を刻み続けている、古びた金属製の温度計だ。今日という日は、本当にひどかった。午前中から太陽にじりじりと焼かれ、私の針は限界近くまで跳ね上がっていた。人間たちは通り過ぎるたびに私の値を見て、「暑すぎる」「溶けそうだ」と騒ぎ立てるが、私の身にもなってほしい。日陰のないこの場所で、彼らの汗や熱気に晒されながら、ただ黙って数字を指し示し続ける私の気持ちがわかるか?
午後になると、急に空が黒く染まった。湿度が肌を伝い、気圧の変化が私の内部機構に微かな緊張を強いる。人間たちが空を見上げて「急に雨が降りそうだ」と慌てて駆け出す中、私はただ、この焼け付くような熱と、これから降り注ぐ冷たい雨の「極端な交代劇」を黙って受け入れる覚悟を決めていた。彼らにとっては、洗濯物や傘の心配をする「急な天候悪化」だが、私にとっては、この灼熱からようやく解放される、たった数分間の短い安らぎの時間に過ぎないのだ。まあ、濡れるのは錆びるからあまり好きではないのだけれどね。
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