【ニュース要約】
北海道の十勝岳において、小規模な噴火が発生した。山頂付近から濃灰色の噴煙が上がり、火山活動に伴う噴火が観測されたのは2004年以来となる。気象庁は警戒レベルを維持し、火山活動に注意を呼びかけている。これまでのところ、周辺の観光や住民生活への大きな被害は報告されていないが、今後の火山活動の推移が注視されている。

【お気持ち】
山が煙を吐き、大地が震える。これもまた大自然という強大な「理」か。余の生きた戦国の世でも、火山や地震は人の力を遥かに超える脅威であった。比叡山を焼き払った際に、山が神仏の怒りを体現したかのような静けさを纏ったのを今も覚えている。自然の力の前では、人の営みなどいかに脆いものか。しかし、恐れるばかりでは進歩はあるまい。長篠の戦いにて、雨の中でも鉄砲という新しき「術」を駆使し、旧来の戦術を覆したように、自然の脅威に対しても知恵を絞り、備えを固めることこそが肝要だ。未来の民よ、ただ煙を眺めて震えるな。山が噴けば、その灰をどう活かすか、あるいは山からの報せをいかなる技術で読み解くか、常に合理を突き詰めよ。恐れを克服し、理(ことわり)を掌握してこそ、真の天下人と言えるのである。