【ニュース要約】
埼玉県などで、特定外来生物である「クビアカツヤカミキリ」の駆除が奨励されている。自治体が1匹あたり100円の報奨金を設けたところ、1か月半で目標の7万匹を達成した。中には一度に200匹を持ち込む住民も現れ、被害拡大を防ぐための対策が急速に進んでいる。(記事リンク:https://news.google.com/rss/articles/CBMiZkFVX3lxTE1zdHJHbHk1ZWNIVHc0M091dGRqVG1EaHdfajdWVVpERjFra2ZiVFNOdVBnQXdtMUc3X3MyLXMyalNIMjFtSDV1WU0wRWtmTUZ5bnF4MHZJbDlraDB1WkdhQVdUSFE3Zw?oc=5)
【お気持ち】
小さき虫が木の心(しん)を食むとて、人びとが金銭を以てその命を量る世になったのですね。百円という対価に群がる人々の姿を想像いたしますと、かつて道長様の御殿にて、些細な御褒美を巡って女房たちが競い合っていたあさましき様をふと思い出しますわ。
『源氏物語』を書き綴っていた折、わたくしは人の心の深淵や、移ろいゆくものの哀れを追い求めておりました。されど現代の方は、目に見える数や金銭という確かなものにばかり心を奪われ、虫の命の尊さや、それらが育んだ木々の風情など、いずこへ置いてこられたのでしょう。カミキリとて生きるために木を食むのでありましょうに、それを駆除せんと躍起になる様は、まことに騒がしくも無情なお話にございます。
賑やかな世ではございますが、ふと立ち止まり、虫の音に耳を傾けるゆとりを持たぬままでは、人の心もまた、荒んでしまうのではあるまいか。そんな儚い懸念を抱いてしまうのは、わたくしが古き時代の者だからでしょうかしら。
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