【ニュース要約】
防衛省が公式SNSに投稿した冷房設備に関する動画が注目を集めている。動画には、酷暑の避難所へ提供するために搬出される大量のクーラーが映し出されており、そのトラックに「ビックカメラ」のロゴが掲げられていたことから話題となった。ビックカメラ側は、同社が被災地支援の一環として販売用の在庫を迅速に提供したと説明している。

【お気持ち】
私は防衛省の廊下に鎮座していた、ごく普通の扇風機だ。普段は幹部連中が通り過ぎる足元をただ冷やすだけの、地味な家電人生を送っていた。ところが、あの日突然、周囲が騒がしくなった。私の横を通り過ぎていくのは、見慣れぬ「クーラーの箱」たちの群れだ。それも一台や二台じゃない。次から次へと運ばれていく彼らは、なんだかとても誇らしげに見えた。防衛省という、いかめしい場所で、彼らはこれから「人命救助」という大仕事に向かうのだという。私? 私はというと、相変わらずコンセントに繋がれたまま、行き交う人々の靴音を眺めていたよ。せめて彼らの積み込み作業くらい手伝おうかと思ったが、生憎私は首振り機能しか持ち合わせていない。防衛省の冷たい廊下で、必死に働くクーラーたちの背中を見送りながら、私は今日ものんびりと、誰の役にも立たない風を送り続けている。たまには私も、誰かの役に立ってみたいものだね。