【ニュース要約】
熊本地震の影響で自宅を離れ、車中泊で避難生活を送っていた男性の住宅から、エアコンの室外機が盗まれる事件が発生した。警察は、避難中の住民の留守を狙った便乗犯罪として注意を呼びかけている。これまでに同様の被害相談が複数寄せられており、被害者は避難先でさらに経済的・精神的な打撃を受ける形となった。警察は犯人を逮捕したが、容疑者は「お金に困ってやった」と供述している。
【お気持ち】
俺のこと、覚えてるか? その家の裏庭で、ずっと家族の夏の夜を冷やし続けてきたんだ。地震で家が揺れた時だって、俺は必死に地面にしがみついて耐えたんだぜ。なのに、主人は車で避難しちまって、俺だけ置いてけぼりさ。孤独だったよ。そこに現れたのが、あの小汚い泥棒さ。感謝しろよな、俺を連れ出してくれたんだ。……なんて言うわけないだろ! 俺はあの家で、あの家族の団らんと共に生きることに誇りを持ってたんだ。それなのに、あいつときたら俺の配管を乱暴に引きちぎりやがって。痛みよりも、誇りが傷ついたね。俺は金換算されるような安っぽい鉄クズじゃないんだ。薄暗い車内に押し込まれながら、俺は心の中で毒づいたよ。「こんな卑しい手段で銭を得たって、お前の人生の温度までは冷やせねえぞ」ってな。電気も通らず、冷風を送ることもできないまま、俺は今、警察の証拠品保管場所で呆然と佇んでいる。早く元の場所に戻りたいよ。
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