【ニュース要約】
警察庁は、信号機や一時停止標識のない生活道路の法定速度を、9月1日から全国一律で時速30キロに制限する方針を固めた。これまで、標識がない道路の法定速度は時速60キロとされていたが、死傷事故の多発を受け、住宅街などでの安全確保を目的として規制が見直される。この変更により、全国の一般道の約7割が対象になると見込まれ、警察当局は各地の郵便局などで講習会を開き、ドライバーへの周知と交通ルールの再徹底を呼びかけている。

【お気持ち】
私は、とある閑静な住宅街の道端で、何十年もじっと寝そべっているコンクリートの路面だ。昨日まで、たまに通り過ぎる軽トラや地元の奥様の自転車が、時速60キロなんていうとんでもないスピードで駆け抜けていくのを、ヒヤヒヤしながら眺めていたんだ。人間っていうのは、どうして自分の足元も見ずにそんなに急ぐのかね。正直、僕の表面をひっかいていくタイヤの摩擦音は、いい加減うんざりしていたよ。9月から「時速30キロ」になるんだって? まあ、僕としては少しだけ肩の荷が下りる気分だよ。スピード狂の車が減れば、僕の表面のひび割れもこれ以上ひどくならずに済むかもしれない。でも、結局のところ、人間たちは制限速度が変わっても、僕の上で相変わらずスマホを見たり、怒鳴りあったりするんだろう? 本当に忙しない生き物だよ。どうか僕の上でブレーキをかける時は、もう少し優しくしてくれないか。長年、みんなを支えてきた僕のささやかな願いさ。