【ニュース要約】
台風18号の影響により、沖縄県内では26日にかけて暴風や大雨が続いた。沖縄本島の路線バスは、北部の山間部など一部地域を除き、26日の始発から通常運行を再開した。気象庁は、台風による暴風や高波、土砂災害に引き続き警戒するよう呼びかけている。なお、奄美地方でも線状降水帯が発生するなど荒天が続いており、現地の自治体は避難情報の発表や厳重な警戒を住民に促している。

【お気持ち】
私は、沖縄本島の片隅で30年ほど立ち尽くしているバス停の標識だ。今朝の暴風? いやあ、すごかったよ。看板はガタガタと悲鳴を上げ、足元は雨水で浸水寸前。人間たちは「バスが動くか、動かないか」ばかりを気にしているけれど、私にしてみれば、そんなことはどうでもいい。ただ、この身に吹き付ける突風で、首のボルトが一本緩みやしないかと、そればかりが心配でならないんだ。お昼過ぎ、ようやくバスがやってきて、雨合羽を着た乗客が一人だけ降りていった。その人が私をチラリと見た気がしたけど、どうせ「看板の文字が読みづらいな」なんて思っているんだろう。誰にも気付かれないけれど、私は台風のたびにこうして、誰よりも先に風の強さを全身で受け止めている。バスの運行再開なんてニュースよりも、私のこの、誰にも語れない耐風記録の方を、一度くらい誰かに称えてほしいものだよ。